視聴回数が増える!YouTubeサムネイル作成!2つの基本と5つの具体的なポイント

皆さんこんにちは。株式会社火燵です。
今日は視聴回数が増えるYouTubeサムネイル作成2つの基本と5つの具体的なポイントをお伝えしていきます。

0:00 概要
1:10 サムネイル作成 基本1 ユーザーの目を留める
1:54 サムネイル作成 基本2 視聴回数が多い動画を参考にする
3:13 上手なサムネイル作り ポイント1小さくても見えるように
4:17 上手なサムネイル作り ポイント2 目を引く言葉を入れ強調する
5:21 上手なサムネイル作り ポイント3 文字は見やすく、目立たせる
8:12 上手なサムネイル作り ポイント4 簡単なイラスト、アイコンの使用
8:50 上手なサムネイル作り ポイント5 右下に重要な要素載せない
9:08 成果検証(実際の効果)
12:57 サムネイルのテンプレートをダウンロード可能

サムネイルとは

YouTube公式のヘルプページでは、このように記載しています。

動画のサムネイルを活用して、YouTube をブラウジングするユーザーに動画の内容を一目で伝えることができます。

動画のサムネイルを追加する – YouTube ヘルプ

つまりサムネイルは、ユーザーに動画を見てもらうためのアピール画像です。

商品で例えるならパッケージでしょうか。
パッケージが地味なら目立ちませんし、内容がよくわからないデザインなら他の商品に目が移ります。
面白そうなパッケージや、ご自身がお好きな俳優やキャラクターがいるなら、思わず買ってしまうでしょう。
キャッチコピーに惹かれて買ったはずが、中身がそれに伴わない物なら腹が立ちますよね。
値段や品質の良さも重要ですが、パッケージデザインのちからで売れた商品はたくさんあります。
YouTubeのサムネイルもそれと近いものがあるでしょう。

YouTubeで動画視聴する時、どこを見て決定していますか?

タイトル、サムネイル、視聴数、チャンネル全体など、いろいろ見るところはありますが、基本的にはサムネイルの影響が大きいでしょう。その次がタイトルではないでしょうか。

構造上サムネイルに注目しやすい

YouTubeのトップページ、検索結果、関連動画のどれを見ても、やはりサムネイルが占める面積が大きいです。動画をクリックして視聴してもらうには、サムネイルが意思決定に与えるインパクトが大きいと言えます。

サムネイル作りに関して重要な2つの基本

ユーザーの目を留める

皆さん、左側のサムネと右側のサムネ、どちらが目立ちますか?

どちらが目に入りやすいサムネイルか

確実に右側のサムネでしょう。

検索一覧に埋め込んでみると右のほうが目立つ

見て欲しい人、ターゲットを決めて、その人に注目してもらいやすいサムネイルを表示するのがポイントです。とにかく目立たせましょう。

実際に、弊社がサムネ未編集の状態とサムネイルを作成した場合とで、どれくらいデータに差が出るか検証しました。動画の後半で、そのデータをお伝えします。

視聴回数が多い動画を参考にする

弊社のオススメは、視聴回数が多い動画を参考・お手本にするのが一番早いです。
YouTube検索は、視聴回数でフィルタリングする機能がありますので、試してみてください。

アップする動画のキーワードで検索し、視聴回数が多い順でサムネイルをみてみる

視聴回数が多い動画は、やはりサムネイルに力を入れています。しっかりとサムネイルをチェックして、視聴回数が多い動画の法則性を掴んでください。

  • どんな文言や表現を使っているか?
  • どんなフォントを使用しているか?
  • 背景の画像や模様はどんなデザインか?
  • 文字の配色、レイアウトはどんな具合か?
  • タイトルとサムネイルで使われている文言の差

上記のポイントに注意してみてください。どのように違ってるか、勉強になるはずです。特に、タイトルとサムネイルの文言の使われ方の違いを発見するのは、 YouTubeマーケティングにおいてインパクトがあります。

上手なサムネイル作り5つのポイント

小さくても見えるように

関連動画などでサムネイルが小さくても目立たせる

YouTubeの視聴ページのサイドにある関連動画、スマホだと画面下部になります。この関連動画で表示される場合は、サムネイルが小さく表示されます。そこでも目立つように、というのが1つ目のポイントです。

画像編集ソフトで表示サイズを20〜30%にしてみる

画像編集ソフトでサムネイル画像を作成する時に、表示サイズをだいたい20~30%にして確認してみてください。スマホでチェックするのもありです。

大きなパソコンの画面でサムネイル作成作業をすると、「スマホの視聴者と同じ環境で確認してみたら、サムネイルが少し見辛い!」なんてことが、サムネイル作りに慣れていない方はよくあります。

まず視聴者が実際に見るサイズで確認することです。要するに小さくても目立つのがポイントです。

目を引く言葉を入れ強調する

とにかく目を引く言葉と、強調させるということが大切です。
具体的には、下記のポイントなどがあります。

  • 具体的な数字を使う。
  • 行動を促す言葉。
  • ターゲットをさす。
  • ハードルを下げる。

この中で適切なものを選ぶ、あるいは成果が出やすいものを選ぶことを意識してください。

行動を促す言葉

弊社の実例で言いますと、「行動を促す」というのは文言としてよく使います。
この場合は、「絶対にやるべき」ですかね。

ターゲットを指す言葉

あとはターゲットですね。「初心者向け」という言葉も弊社は多いです。

ハードルを下げる言葉

ハードルを下げる「無料」も、視聴者に意思決定に語りかける言葉ですね。

凄さや強さを感じる言葉

最強」も多くのYouTuberが使っているでしょう。

これらは全て、思わず目を引きやすくなります。

他にも、悩みや疑問に訴求するような内容、注意喚起もアリですね。「重要」や「警告」などを使っている方も多いです。ただし、盛り過ぎると低評価につながるかもしれませんから、ご注意ください。

文字は見やすく、目立たせる

文字はとにかく見やすく、目立たせてください。小さくても目立つのが鉄則です。めちゃくちゃ大事ですね。

文字サイズ

文字サイズが小さく、フォントが細いと目立たない。

ゴシックとか明朝体とか選択肢はありますが、太字フォントがオススメです。
言葉の内容と合わせて、小さくても目出つのは必須です。

配色

文字の見やすさを考えると、配色も重要になります。

原色で色数が多いものと、原色や色数が少ないもの

初期のYouTuberさん達が多用した原色のサムネイル風と、右側の弊社デザインのもの、どちらが読みやすいでしょうか。

いまだに初期のYouTuberさんの真似をして、原色配色のテロップでサムネイルを作っている人を見かけます。
ハッキリ言って見づらいですね。

目立つのはどちらかというと左(原色と色数が多い)。読みやすいのは右(原色と色数が少ない)。

配色は3〜4色ぐらいで、彩度が高い色は避ける方が無難です。
あるいは、色覚異常者に向けて配色を意識するのも良いでしょう。いい感じの仕上がりになります。

色覚異常のP型(1型)とD型(2型)の見え方の違い

P型・D型という風に書いてますが、右と左でどちらが読みやすいかは一目瞭然でしょう。
アプリなどで、この「P型・D型はどういう風に見えるか」を再現しているのもあるので、試してみてください。遠くからでも見やすいというのは大切なことですね。

装飾

縁取りの境界線を太くし、ドロップシャドウをつけたサムネイル

文字の装飾も、目立たせるという意味では大切です。
縁取り文字を利用する場合は、境界線を極端に太くするといいですね。ドロップシャドウをつけてもいいでしょう。立体的に仕上がります。

ちなみに縁は、文字の色に対して明度が反対のものがいいです。
暗い、明るいのを繰り替える形で色を決定していってください。
明度が高い文字に対しては明度が低い縁にし、もう一つ縁をつけるなら明度が高い縁に、更につけるなら明度が低い縁、といった形です。
これらを意識して、文字配色や装飾をやってみましょう。

簡単なイラスト、アイコンの使用

文字より絵のほうが目に留まりやすい

文字よりも絵の方が伝わる情報量が多い場合があります。
動画にてサンプルで表示している3つのサムネイルに関しては、それぞれアイコンが使われています。

文字の配置には文字数の限界があります。
背景に馴染ませる意味合いで、アイコンやイラストを使うと相乗効果が高まるでしょう。

右下に重要な要素載せない

右下は時間が入るため隠れてしまう

右下には、重要な要素を入れないでください。
右下には動画の尺が乗ります。チャンネルアイコンのデフォルトの位置でもあります。
右下に文字やアイコンの要素を掲載すると、その部分だけ被ります。注意してください。

実際にどのような効果が出たのか

2020年4月13日にサムネイルを変更した5つの動画

今年の4月13日にサムネイルを変更して、5つの動画で検証してみました。
それぞれサムネイルを何も設定してない状態で、長い期間放置した動画での比較検証になります。
同じ日数で各動画を変更後、変更前で44日間比較しました。

サムネイル変更前と変更後の視聴回数

サムネイル変更前と変更後とで、微妙ではありますが、アップしてるのがお分かりいただけるでしょう。

それぞれ5つの動画のデータ比較は動画の方をご覧ください。(09:08)

あまり変わってない動画もありますが、インプレッションクリック率は1〜3%ほど上昇しているものもあります。動画のサムネイルでクリックされる割合は上がっていると言えるでしょう。
YouTube動画の平均的なインプレッションクリック率を考えると、やはり「サムネイルは作り込むべき」という鉄則が見えてきます。インプレッションクリック率が3%以下のものは、作り直しを検討してみてください。

サムネイルのテンプレートがダウンロード可能です。

「デザインは苦手だけど、Photoshopをできれば使いたい!」という方に、自由に加工できるテンプレート用意しております。是非、ダウンロードしてお使いください。

このテンプレートは、動画で解説しているようなデザインとプラスして、視聴時間がどこに表示されるか確認できるガイドも入っています。ぜひ有効活用してください。

  • テンプレートの再販売を禁止します。
  • 商用利用可能
  • テンプレートを利用して発生したいかなる状況について、一切の責任を負いません。

まとめ

今回の検証結果は万を辞して行ないましたが、動画の内容からすればコロナ禍の影響もあるでしょう。ですがサムネイルのクリック率については、コロナ禍の影響は少ないと考えられます。

サムネイル変更による効果は、ゼロとは言い切れません。データを見れば、変更することで数値が上がる可能性の方が高いです。チャレンジする以外に、選択肢はありません。

仮にサムネイルを変更しても視聴回数が伸びない、クリック率が変わらない場合は、タイトルと合わせてサムネイルの見直しが必要かもしれません。サムネイルは、動画を再生するかどうかの意識決定要素だからです。

動画のタイトルは、検索に引っかけるために重要です。タイトルでインプレッションの数を増やし、サムネイルで視聴させるイメージです。「サムネイルさえ見せれば、動画は必ず視聴される」という意識で、企画とサムネイル作成をしてみましょう。

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